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ulyssesの宇宙ガラスアートを支えるガラスは、実は手作業の力仕事

ulyssesの作品は、時計の役目を終えた部品、歯車、そして手作業で砕いたガラスを使用した、珍しい素材と技法を用いた作品を作っています。

時計部品を用いた作品を作っている方や、溶かしたガラスを用いた作品を作っている方はいらっしゃいます。

ですがulyssesのように、ガラスを手作業で砕き、粉々にしたガラスを用いて作品を作っている方は世界でもほぼいないのではないのでしょうか。

時計部品のデザインにもこだわりがありますが、それはまた別のタイミングで書くとして、今回は【ガラス】について紹介していきたいと思います。

棒ガラスを持った写真

ulyssesの使うガラスは基本的に、琉球ガラスととんぼ玉を制作する際に使用する棒ガラス。この2種類のガラスをメインに使用しています。

どちらのガラスに関しても同じ手順で、作品に使う状態にしていきます。

1.ガラスを適度なサイズに折る

2.乾煎りする

3.急冷してクラック(ヒビ)を入れる

4.乾いたら万力やペンチを用いて細かくする

この動画を見た方から、

「思った以上に工程があるんですね」

「繊細な作品の裏側は、かなりの力仕事なんですね」

そんな言葉をいただきました。

こうして出来上がったガラスは、工芸作品はもちろん、アクセサリーを作る上でも、ulyssesにとっては欠かせません。

細かい粒だからこそ見せてくれる透明感のある美しさ、立体感。

このガラスだからこそ見せられる宇宙を、ぜひ作品を通して感じてください。